読書感想文地獄

読書感想文なんて言葉を目にすると、あの夏特有のじめっとしたイヤ〜〜〜〜〜な気持ちがよみがえってくる。ほかの宿題はなんてことなかったのだけれど、読書感想文だけはどうしてもどうしてもだめだった。

わたしが小学生・中学生のとき、読書はほとんどしなかったし、ましてや感想文を書くことなんて苦痛でたまらなかった(今もだけど!)。本を読んだところで「面白かった」しか書くことがないのだ。

勉強が平均以上に出来て、プライドが高かったわたしは、自分の文章のつたなさが許せなかったのだろう、読書感想文は悪知恵を働かせてなんとかうまくみせかけて書いていた。

懺悔すると、インターネットのひとの感想を自分の思ったことのように取り上げて書いたりしていた。コピペみたいなものだ。担当の先生がかわることをいいことに、前年と同じ感想文を提出したこともある。反省しています。

あのころ、つたなくてもいいということを自分に許してあげればよかったし、そもそも原稿用紙3枚くらい、なんでもいいから埋めればよかった。自分の気持ちを自分で探せばよかった。ちゃんと、本を読めばよかった。

文章能力を向上させるのに、読書感想文はとても重要な役割を担っていると思う。アマゾンなんかで、本のレビューをよく書いている人はだいたい文章がうまい。

はてなブログも面白い記事を書く人が多い。文章もうまくて、わかりやすい。そんな人をみると、コンプレックスがじわじわと姿をあらわして、わたしを卑屈にさせてしまうけれど、そんなことで卑屈になったってしかたがないので、自分の能力を認めてあげたうえで、ちゃんと努力しよう、っておもいました。文章の練習をします。

みんなも出来ていることが、わたしに出来ないはずない!

 

 

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